債務増加の経緯
2010年5月19日
破産開始手続申立をするにあたって何点か必要な書類があるのですが,
その中で最も重要な書類が「債務増加の経緯」です。
これは,いちばん初めの借入から
①いつ
②どこから
③いくら借り入れ,
④何に使ったか
⑤その時点で総額いくらの借り入れになったか
⑥そのときの月収の手取り額
⑦毎月の返済額
⑧返済の見込みがあったかどうか
を年代順に詳しく記載していくものです。
なぜ「債務増加の経緯」が重要かというと,
自分の借金の歴史を振り返りながら
反省ができるからだと思います。
そして裁判所も債務者自身が充分に反省しているかの判断をするにあたり,
「債務増加の経緯」を非常に重視しています。
先日事務所に来所されたお客様も,
「債務増加の経緯」を作成しながら
自分が金銭の管理についていかにずさんだったか痛感し,
深く反省するきっかけになったとおっしゃっていました。
ただ,最初の借り入れが10年以上前である場合等は,
その時の事情や借入金額があやふやになっているのは無理もありません。
何から書けば良いのかわからなかったり,思い出したくない事情があったり,
なかなか筆が進まないのが実際だと思います。
しかし,裁判所に提出するには矛盾のない内容で,かつ,
反省していることをアピールしなければなりません。
たとえ思い出せなかったとしても,
思い出せないことに反省点を見出さなければなりません。
骨の折れる作業ですが,当事務所が,取引履歴や証拠書類と照らし合わせ,
矛盾点を洗い出して説得力のある「債務増加の経緯」を作成するお手伝いをします。
反省すべきは反省し,新たなスタートを切る良いきっかけになればと思います。
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